2005年10月23日

藤岡弘版「日本沈没」

ないもんはない、と豪語しているはずの渋谷のツタヤ、いっくら探しても見つからなかったのが、
家から最寄のツタヤで見つかりました、DVDで。来夏公開つうならネタばれもへったくれも、とにかく観ておきたいと思って借りてきました。

藤岡弘は、濃い。

それはともかく、小さい頃この手のパニック映画が恐くて恐くてしょーがなかったのですが、ブレーンがしっかりしていて、理論に裏打ちされたリアルが、視覚からよりも恐かったですね。私の住んでるとこ川の氾濫で、最初の地震で全滅しちまうし(涙)特撮部分はCGなんて無いから、円谷プロ。でもここで「しょぼー」と思わせてはいけなかったそうだ。もう火薬ぼっかんぼっかん。

一通り見て、映像特典の小松左京さんと東大名誉教授の竹内均先生の対談を拝見する。
竹内先生はむっかーしラジオで難しいことをとってもわかりやすく説明してくれたことと、その腰の低い人間性に惹かれて密かに尊敬差し上げていたのだが、お亡くなりになったの去年だったんですね。この特典映像を収録した後で。映画本編でも地球の内面構造を説明されるシーンに出演されていました。ご冥福を申し上げます。

こうなれば、と音声コメンタリーつきで字幕出してもう一度観る。
当時の裏話から、一回見ただけで「お、これは」と思ったことまで細かく細かく説明してくださる。制作側からしても、よほど思い入れが深い映画だったんだろう。

さて、現代版はいかなる映画になるか。撮影期間も長いし力の入り具合も判ってくるもんだ。
posted by NEMUKO at 21:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | ステージ、シネマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

『日本沈没』 仮面ライダーバージョン
Excerpt: 剛主演の映画、『日本沈没』に先立ち、 オリジナルの映画を観てみました。 この時代の日本描写が、なんとも。。。 ひしめき合う、人、人、人。 そして東京の街も、なんだかまだ、 ちょっと頑..
Weblog: *モナミ*
Tracked: 2006-05-23 23:15
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。