家から最寄のツタヤで見つかりました、DVDで。来夏公開つうならネタばれもへったくれも、とにかく観ておきたいと思って借りてきました。
藤岡弘は、濃い。
それはともかく、小さい頃この手のパニック映画が恐くて恐くてしょーがなかったのですが、ブレーンがしっかりしていて、理論に裏打ちされたリアルが、視覚からよりも恐かったですね。私の住んでるとこ川の氾濫で、最初の地震で全滅しちまうし(涙)特撮部分はCGなんて無いから、円谷プロ。でもここで「しょぼー」と思わせてはいけなかったそうだ。もう火薬ぼっかんぼっかん。
一通り見て、映像特典の小松左京さんと東大名誉教授の竹内均先生の対談を拝見する。
竹内先生はむっかーしラジオで難しいことをとってもわかりやすく説明してくれたことと、その腰の低い人間性に惹かれて密かに尊敬差し上げていたのだが、お亡くなりになったの去年だったんですね。この特典映像を収録した後で。映画本編でも地球の内面構造を説明されるシーンに出演されていました。ご冥福を申し上げます。
こうなれば、と音声コメンタリーつきで字幕出してもう一度観る。
当時の裏話から、一回見ただけで「お、これは」と思ったことまで細かく細かく説明してくださる。制作側からしても、よほど思い入れが深い映画だったんだろう。
さて、現代版はいかなる映画になるか。撮影期間も長いし力の入り具合も判ってくるもんだ。