2005年05月23日

茶の味 色と形のはなし

また今日まで暫く実家におりまして、スーツケースでかいの引きずって部屋に帰ってきました。
実家の近所の近所のレンタルビデオ屋リニューアルオープンに付き、全商品百円サービスをやっていて、一泊二日が限界なのは判ってたんだけど、「茶の味」のBOX特典ディスクと、「MASK de 41」(田口トモロヲ)を借りました。

茶の味のなんともいえない世界がとっても好きで、どうしてこの、見方によっては訳のわかんない世界が好きなんだろうなあ、と思い続けていて。
この美術製作側のメイキングドキュメンタリーを観て、「すげええええええ」と思ったのでした。

まず全て、石井監督の絵コンテ台本から始まって。
ロケハン。
セット(実際に春野家を建てた)。
内装。外装。
衣装。
小道具。
特殊技術、アニメ部分エトセトラ、すべて「絵」から始まる。

監督→美術監督の指令によって緻密に書かれた部屋の内装図や、それも気が遠くなるくらい何枚も。
「うーん、こういう感じで」と、がしがしと鉛筆で手が加えられていく。
画いては消して、画いては消しての繰り返し。

「絵」に綺麗に色が重ねられて、実際の美術が作り上げられていく。
カーテンの柄、ふすまの色合わせ、衣装てんこもり。それでもまだ付けられていくリクエスト。それに応えるスタッフ。
スペシャリストたちは、自分の納得のいくまで手を加え、美術監督を納得させる。
納得がいった時点が、「正解」となる。
オジイのシャツとかジャージとか、ヤスリでヤスってスプレーで色つけて、よれよれに見せるようにすんごい手が掛かってるんだよ。

「山よ」のメイキングも、一番手が込んでて面白かった。ああ頭を巡るあのフレーズ。

ああ面白かった。映画一本でもあんなに手が込んでるんだ。止められないだろうなぁあの快感。
機会があったらまた観たい。

いい映画を観たいです。
でも「スカーレットレター」を見に行く勇気がちと足りない…
ビデオになってから観ようかなぁ。
ビデオになっても「カル」は絶対ダメだろうしなぁ。
posted by NEMUKO at 21:32| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ステージ、シネマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ねむちゃん、「茶の味」よいですよね!!
わたしももう大好きであります。

さて突然ではありますが、ねむちゃんに
観てもらいたい映画ベスト3。

・「オアシス」韓国のえいがです
・「MIND GAME」にほんのアニメーションです
・「五線譜のラブレター」尽くす愛と尽くされる愛です

3本とも、あいというものの映画ですので
もしよかったら観てみてください。
「五線譜」はまだDVDになってませんが、
他の2本はレンタルもあります。
上映ちゅうのやったら「ウイスキー」。
わたしはまだ観てないんですけど、予告を観て
ものすごく良さそうでした
(わたしはこの週末にみてきます)。

ああまたねむちゃんのご感想をお聞きしたいな。
それではまたね!
Posted by くう at 2005年05月25日 23:09
くうちゃん、コメントありがとう。
くうちゃんのように、いっぱい映画を観て、いっぱい本を読んで、いっぱい音楽を聞く人を私は心から尊敬するのであります。
MINDGAMEは今田の耕司さんですね。映画館で予告で観ました。旅行から帰ったら、ゆっくり観たいです。
あと一週間なんですよ。6月2日出発。準備でわたわた。
Posted by NEMUKO at 2005年05月26日 16:45
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