グローブ座って何年ぶりだっけなーと、開場前からうろつく。
前に開場だった反対側に回されて、だっけなー、と従う。
女性客がにぎわうにぎわう。
ARTは、思い出深い作品です。
1997年秋にロンドン一人旅した際に当たりつけて行ったコメディ。
1999年くらいに市村正親、益岡徹、平田満で初演。
2001年に市村正親、升毅、平田満で再演。
お芝居にとちくるってた時期でありましょう。
平田満にとちくるっていた時期でありましょう(今でも大好き)。
主人公セルジュが白い背景に白い線が三本引いている画を、高額で買った。
そこで親友が、友情崩壊になるくらいの大討論をかます大騒ぎになるお芝居。
堅物セルジュ、皮肉屋マ-ク(今回マルク)、おとぼけイワン(今回イヴァン)
最初にチラシを見て予想していた配役はまるっきりハズレました。
マルクに萩原聖人さん、セルジュに須賀貴匡さん、イヴァンに山崎裕太さん。
ホンがものすごくいい。
だからもう15年越しに観に行きたいと思ったんだな私。
3人の親友同士の男が、一人のちょっとした言葉に反応して、とんでもない発言するなんか。
キャラがたっていれば尚更。
なんだけど。
最初の配役の並びで、あ、この人この役だ、って思っちゃったから(おばちゃん発想ですかね)
当日明かされた配役でちょっとびっくりして。
しいて言えば、山崎さんのイヴァンとか、想像してないから(ボケキャラなの)
ちょう見せ場の台本3ページくらいにわたる長台詞を途中でまるっきり噛んじゃって
残念極まりなかったのでした。
いや、そんくらいでこの舞台の評価を下げることはしませんが。
2000年周りの松竹舞台を観た(ついでにロンドンでも訳わかんないまま観た実績だけあり)身としては
役者が若いかなー。
もちょっと重みがあったらなー、という感想でした。
ヤスミナ・レザの丁々発止の脚本の面白さを、といったら
ポランスキー作品の映画「おとなのけんか」をご覧ください。
この作品の舞台(SIS作品)「大人は、かく戦えり」は私にはちょっとヒットしなかったんですが。
いい芝居を、いいコンディションで観たいなー。
来週は、「ART」再演と殆ど同時期再演「悪霊〜下女の恋」の再再演です。
初演松尾ちゃん、再演クドカンが演じたタケヒコを、らぶりー三宅弘城が演じます。
がんばれWeekday、仕事でハイテンションな分、フリータイムでへろへろな私ですが。
まじに私、何事も、いいコンディションで。
早く寝よーっと。