2012年03月30日

おとなのけんか

観て、感銘を受けた作品はこちらに記そうと心がけていますが。

感銘を受けなかった作品はスルーしています。
もしくは、寝てしまったか(こっち都合だろうが!)
映画「おかえり、はやぶさ」は3Dだから観たい、という相方に連れて行ってもらいましたが、殆ど覚えておりません。3Dメガネかけながら沈没、あああああ。

昨年春。ヤスミナ・レザの新作(だっけな)舞台「大人は、かく戦えり」が東京は新国立劇場で上演されたのを観ました。大竹しのぶ、段田安則、秋山菜津子、高橋克実。
ヤスミナ・レザはフランスの劇作家で、むっかしロンドンふらふら一人旅に出た時に現地で当たりつけて観ることにしたコメディが、彼女の「ART」でした。観劇の翌日書店フォイルズに、戯曲を探しに行きました。そのとき入手した本は、今やぼろっちいです。
その後日本で翻訳上映され、初演再演観に行きました。わたしがとっても元気だった頃。

昨年の4人芝居「大人は、かく戦えり」の感想を残していなかったのは
その時の自分として、平日マチネ(昼公演)しかみられなかったのと
平日昼なので来ている、なんでもかんでもとりあえず笑う、おばちゃんおじちゃんの客層と同調できなかったのと
フランス人のメンタリティ(なんでそうなるの)が、まったく理解できなかった、

という理由からでした。
その後、しのぶちゃんが演出に大憤怒、って情報あったから、作品そのものが上出来でなかったかもしれない、つう。役者陣が豪華だけにもったいなかったなあ。

子どものけんかをおさめに親が出たら、親の本性出過ぎてあーら大変。
という、怪我をさせた両親と、された両親の男女4人のおしばい合戦。
ロマン・ポランスキー監督。舞台はアメリカ。しかしながら監督の事情で撮影はスイスかどこからしく。

やああああ、
おっもしれーじゃないの!
大人の対応をしようと4人がそれぞれそれらしく振舞おうとするも、誰かの言動のなにかが他の誰かにひっかかって、あっちこっちほつれて。あら大変。
会話のどこら辺にひっかかるのか、フランス人だから判んなかったのか、アメリカ人だから面白いとおもったのか。
なんだそりゃ、勝手だな、自分。
どっちにしろ、筋は同じだし、レザさんは脚本にも関わっているわけだし。
昨年の私の神経に引っかからなかったものが、今年の私の神経にひっかかった。

アマゾンで、英語版の戯曲をぽちっとしました。
磨け脳みそ。DVD出たらもう一回観よう。お勧めです!
posted by NEMUKO at 15:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ステージ、シネマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック