
ああ、まだ喉いてえ、がらがら。
叫び過ぎた。千秋楽前の最後のサタデーナイト、観劇。
チケット取ってくれた友人に、激感謝。
1988年夏、渋谷のシネマライズでのリバイバル上映がなければ
私は今の私ではなかったと思います。そしてその後に続いた浅草のライブ付き上映イベント。
「ロッキー・ホラー・ショー」
性倒錯者のドラアグ・クイーンのマッド・サイエンティストが、筋肉むっちむちの美少年の人造人間を作って、そこから巻きわくSFストーリー。意味なんかないわ。夢見てないで、夢になるのよ。
1975年の映画。
元はイギリスの小劇場での上演、37年たってもまだ大騒ぎ。
ブロードウェイとか映画の主演は、怪優ティム・カリー。
先月見た「スパマロット」の主演のアーサー王も、ティム・カリー。
2012年ティム・カリーダブルフィーチャー。ティム・カリー祭り。人生後にも先にもこれっきりの大イベント。
ロッキーホラーは、観客参加型映画で、観客みんなで突っ込み入れながらぎゃあぎゃあ騒いで楽しい映画です。
これが元のミュージカル舞台となると。
メインキャストの、ボンデージルックスのフランクフルター博士は、まっていました古田新太。
意味ないんです。
でもステキな空間なんです。
開場少し前に劇場で友人を待っていたら、メイクをして衣装を着たキャストの方が楽しそうにおしゃべりしたり、写真撮ったりしているんです。
だけど違ったんです。コスプレイヤーでした。それも見事な。
ロッキーホラーは、映画でもコスプレして客席で歌ったり踊ったりするんです。
そうだった…
映画イベントは何回となく足を運んだんだけど、実は舞台版は初めてでした。
そして、主演フランクフルター博士、初演の藤木孝さん、2代目のROLLYが、別役で3代目古田新太と同じ舞台に立つという。
まあ、盛り上がりましたわ。
フランク登場の場なんか、絶叫してましたわ。
すまっぴさんのコンサートでもないくらい、絶叫しましたわ。
お陰で2日経た今でも喉がひりひりしますわ。
友人の舞台通のKちゃんは、藤木さんの時から見ているコアファンで
昨年の横浜公演も見ていたそうで(横浜→福岡→大阪→東京のツアー)
千秋楽の一つ前だったので、まあ上がる上がる。
「客席の1/3の引いてる人たちっ!」とフランクに指摘されるも
フィナーレではほぼオールスタンディングでタイムワープを踊っていましたわ。
感想にならない感想で、燃え尽きました。
初めてスマホから、写真付きでブログのっけてみましたが(だらだらした本文はPCでね)。
日本語版初というCDも買って聴きました。
私はRHSのサントラコレクターで、なぜかタワレコで見つけた韓国語版(しかもなんか尻切れ的な)ももってたりして。
古田新太。ハズレなし。
私なんぞがいうのもおこがましいほど、すげえ。
そういえば、芝居に夢中で通ってた20代の頃
「役者に金を払うって、こういうことなんだよなあ」と思った、その「役者」が
古田新太(そんときの作品は生瀬さんとほぼ二人芝居の「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」初演だったと)だったんだよな、と思い出しました。
ロッキーがお姫様抱っこをできなかった、フランク博士だったかもしれないけど
またやらないかなー
と、密かに期待している私なのでした。ふるちん50になってもフランクやれそうだもん。