2006年06月03日

嫌われ松子の一生

原作を読んだのがちょうど一年前で、ロンドンに向かう飛行機の中、えれえ話だなあ、というのが大まかな感想で、
映画化が決まって、中島監督で、テレビCMで流れるのがポップなミュージカル調であるのが、へ?って感じで受け入れられなくて。

今日見に行ってきました。
中谷美紀の女優魂にすごいものを見出しました。
人間の愚かな部分を書き出してみて、それがイトオシイというのは、映画やお話のの中の話であって、普段の生活が愚かだったらそれイコールダメ人間じゃん、っつうのは感じたんですが(最近ね、復帰してから。仕方ねえべ)、中谷さんの愛されたいビームにやられました。ちょっとしたはずみで転がり落ちる人生、で、あっという間に持ち直す人生、全ては相手の男次第、これがおんなのじんせいなのだろうか。それも幸せかもしれない、でも殴られるのなんか絶対やだよな。
それでも松子は幸せだ。何でだろう、殴られて蹴られて。
松子は人を信じるちからがつよかったからじゃないだろうか。

隣の若い男の子(彼女連れ)がぐしぐし泣いていました。私は涙枯渇状態が続いているので泣けませんでしたが、すっげー大作だったと思います。
人ひとりの人生を描ききっているのだから、しかも松子おばさん晩年内海くんのファンになったというエピソードが(ネタバレ)、私の持論「今の女性は遅かれ早かれいずれ必ず一度はジャニーズの洗礼を受ける」を踏襲してくださって。松子おばさんありがとう。

しあわせになりたいな。どんなかたちでもいいから。
そう思う映画でした。もう一度中谷美紀に拍手。
posted by NEMUKO at 21:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ステージ、シネマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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