四月に父が逝って、梅雨明けにお墓の開眼供養と百か日法要を終えて
うちのだんなっちが、その少し前から考えていた、うちの母の慰安旅行が、この間実現した。
母、私と相方、妹と義弟くんとバリバリテリブル2歳のキラースマイルふみちゃん。うちの一族。
伊東の温泉旅館に一泊で行ってきました。
ほんとにねえ、毎日は人のイライラと無関係にのほほんと過ぎたり、「ちょっと待ってよ」と思うくらい過酷に過ぎたり、母も私も妹も、かつて一つ屋根の下でそれぞれ勝手気ままに生きてましたが、やっぱりこの春夏秋は、日々は勝手にそれぞれになんかを押しつけて(俺の場合は過常な夏バテとか)過ぎて行くのであって、のんびりとした一泊の旅行が、ものすごく嬉しかったんです。
母が、とてもとても喜んでくれた。ふみっちと一緒に旅行が出来た。母が私たち姉妹を育てた頃は全然若かったし無我夢中で、私が小さい頃なんか怒られてばかりで、こんなに優しいばあたんになるとは思ってもいなかったことに気付かされたちいさな命。すげえ時間のかかった幸せの連鎖(あ、なんかしゅーきょー関係のCMに似てる、全然ちがいますからー)。
とりあえず私は、寝まくりました(…)。大概車の助手席で寝ることはないんですが、初日家から実家の間、翌日雨によりテディベアミュージアム(これがまたドールハウス調でちょー可愛かった)に行くまで、SAまでの間、その次のSAまでの間、妹一家と合流を待つ一時間、とにかくねるねるねる。おかげでしつこい疲れが和らいだらしいす。
温泉がすげー気持ちよかったのと、晩御飯がごーかなバイキングで、妹とボトルワインはんぶんこしたのと、そのあと足つぼマッサージを受けて寝こけたのが、原因らしい。
翌朝、意識半分のゾンビが温泉に…あっちこっちにぶつかりながら。
一泊二日の初日はいいお天気だったのに、二日目がどしゃどしゃ降りで、山登るとか、シャボテン公園いくとかの予定を変更してテディベアを観に。メリーゴーラウンドのクマちゃんたちがふみっちのツボを激しくつついてご機嫌だし、結構な時間を過ごしました。私もドールハウスみたいなのすげー好きだし。ただ二日目を殆ど寝ていた痛さを除けば、のほほんと安念な旅行が出来たと思います。
離島に嫁がなくてよかった。
私はペーパーデンジャラスドライバーなので電車で帰ると1時間半以上かかるんですが、実家からそう遠くないところで生活出来て、お墓参りもできる。幸せなんだな。本当に恵まれているんだな。
今になると思いだすのは家族の笑顔ばかりだ。おとーさんおかーさん、じーちゃんばーちゃん、まーちゃんひらちゃんだんなっちサチコ、本当に本当にありがとう。