そして3ヵ月が過ぎ。4月。
父の容態がどうも思わしくない、と母から連絡が入る。考えたくはないけど、ぼさっと伸びたボブの手入れがいるかなと思うも、いつもの美容院に予約を入れて云々などという気持ちの余裕がなかったので、昔(実家暮らしの頃)通った駅前のふつーの美容院で切ってもらうことにした。なんのことはない、揃えてくれればいいくらいの気持ちだったのに。
行って見れば受け付けはヤンキー、美容師はヤンキーオバサン、店内は90年代で時を止めていた。
まず、シャンプーしてくれなかった(驚)。
そして、世間話をしながら、あたしのかみをーなんてことすんのー!!!と、ざっかざかと髪にはさみを入れる。
終始、他に客はいなかった。
なんだよみっぱら、なんでそんなにヤンキーテイストな町になってしまったんだ…私は見かけよりもはお育ちは上品だ(いっちゃった)。
そして父が逝き、私は喪服に髪を黒のバレッタで留めた。
四十九日を前にして、ばばあ美容師が切った私の頭は、ほんの一か月でぼっさぼさに。いやあ、私の髪質と寝癖のせいか、いやそうとは言い切れない。
四十九日法要前に髪をちゃんと切ってもらいたい。予約の電話を入れるも残念なことに今日は定休日だった。
あと3cmヒールの黒い靴を買わなくてはな…5cmは辛いと。身綺麗にしなくてはならないのは十分わかっているのだけど、やだなあこんな気分。せつねー。