アーニーとバートは、いつもケンカしてると思っていた。
数の数え唄が好きだった。眠りにつけない夜に頭の中をめぐっていた。
ポンキッキも好きだったけど、音楽監督がジョニー野村氏(ゴダイゴのプロデューサー。本物のジョニーズ事務所(笑))だったのを知ったのはもっと大人になってからだ。ビートルズからモンキーズからアース・ウィンド・アンド・ファイアーまで。
そんなコドモは、小学生のときにゴダイゴを聴いた。
最初は日本語だったのに、次は英語だった。はまって、よくわかんなかったけど、なんかのご褒美にLPレコードを買ってもらって、そのあとでレコードプレイヤーを買ってもらった。
新たなLPは高価なのでコドモには簡単に許されず、近所のレコード屋で、ためつすがめつしていた。
父親(大卒なのに)に英語詞に「ふりがなふって」と頼むものの、ダメおやじだったため、子供心に「これはないだろう」つうカタカナの羅列が返ってきたので、自立心で辞書を引く(中学生になったあと:中学生用辞書には発音がカタカナで振り仮名付き、わお)。
2年生になるころには、新しい教科書に出てくる新出単語はすべからくマスターしていた、とゆう、今の中2病的な優越感から始まったマイワールド。しかし住んでたところもあって、作詞のナラハシヨーコせんせいの英会話教室に通いたいのだがかなわず、親に連れてってもらってそこんちの英語劇の発表会に足を運ぶのが精一杯で。
うー
人生、この中学の3年間がなければ、自主的に外に出ようとした高校時代もなく、ひいては大学に行ってもあのサークルに出会うこともなく、目的もなく進学しても仕舞にはボディコンまがいにニワトリのように前髪を外に巻いて終わっていたかもしれない。
今、大人としては目を覆いたくなる時代、だけど超個人的にそれをよかったなあと思うのは、私の芽生え期、ビデオデッキがまだ普及してない頃に、番組を無理やりテレビのスピーカー部分にテレコを押しつけて録音したものがゆーちゅーぶにあがるという奇跡。
タケカワは、かつて可愛かった。小学生のころ、可愛すぎてもしかしたら女のひとなんじゃないかと思っていた(そんなはずはない)。大学生になって、リアルで後頭部を目の当たりにして、ああ人生って過酷、って思った。その後どんどんおばさん化してがっかりし、でもその後、子沢山の娘たちは成人し立派に育って活躍していることを知り、やっぱすごい人だったんだな、と再認識。
思えば高校の頃テレビでオンエアした映画「アパートの鍵貸します」や「ヘアー」や、録画出来ないから録音して何度も何度も聴いたもんなー。今やどっちもDVD買えたもんな。おいらの宝物。いい時代だ。
ゴダイゴ無しにはヘアーもジャック・レモンもフェームもトコちゃんも別所も雅之さんもジェイもジョンさんも繋がらなかったもんなあ。
と、図らずも人生の3/4くらいの割合を占めている彼らに改めてひれ伏す思いで、またゆーちゅーぶ探索してきます。
第43回公演終了。お疲れさまでした。
Model Productions に幸あれ。